気持ち伝わる出産祝いのメッセージカード文例&ポイント

本記事では、赤ちゃんの誕生の知らせを受け、出産祝いのプレゼントと合わせて贈りたいお祝いのメッセージカードに添える文例をご紹介。
もちろん、生まれてくる赤ちゃんのことを考えて出産祝いのプレゼントを贈るだけでも十分に喜んでもらえると思いますが、相手のことを想って贈る出産祝いのメッセージは、時に贈る品物以上にパパとママを笑顔にするパワーがあります。
メッセージカードに添える具体的な文例の他、出産祝いのプレゼントとメッセージを贈るタイミング、メッセージを書く上でのポイントや注意点も紹介していきます。

出産祝いのメッセージはいつ贈る?

出産の知らせを受けたら、お祝いのメッセージを贈るタイミングは2回あります。
赤ちゃん誕生の第一報の知らせを受けたタイミングと、出産祝いのプレゼントを贈るタイミングです。 それぞれのタイミングで贈るメッセージ内容で気遣うことが変わってくるので、確認していきましょう。

出産の第一報の知らせを受けたら

出産を祝うメッセージを贈る最初のタイミングは、赤ちゃんのママやパパから電話やメールなどで出産の知らせを受けたタイミングです。
親しい間柄の場合、出産後すぐに直接電話で出産の知らせを受けたり、赤ちゃんのママやパパからLINEやInstagramなどのSNSで、赤ちゃんが生まれたという知らせを受けることもありますよね。

そのような場合は、電話口やメッセージへの返信という形で、まずはシンプルに出産を祝う「おめでとう」の言葉とママの身体と生まれてきた赤ちゃんをねぎらう「ゆっくり身体を休めてね」といった言葉を贈りましょう。 赤ちゃんとママが入院している出産後の約1週間は、母子ともに健康状態が安定していないことも十分考えられるので、長電話や長時間のメッセージのやり取りは控えましょう。 ママとパパとの関係性によって、言葉の表現をかえて長くなりすぎないシンプルな言葉を贈るといいですね。

  • 出産を祝う言葉・・・「おめでとう」「赤ちゃんのお誕生おめでとうございます」
  • 身体をねぎらう言葉・・・「ゆっくり身体を休めてね」「がんばったね」「ご自愛ください」

生後1週間以降〜出産祝いと共にメッセージカードを贈ろう

2度目の出産祝いのメッセージを贈るタイミングは、出産祝いの品物を贈るタイミングです。
出産祝いを贈るベストなタイミングは、出産後の1週間〜1ヶ月が目安です。
生後1週間頃になると、赤ちゃんとママも退院し、自宅か里帰り先に帰ってきます。生後7日間を無事に過ごせたことをお祝いするお七夜(赤ちゃんの名前を披露する命名式)なども行われます。 出生届の提出期限は、生後14日までなので遅くともその頃には赤ちゃんの名前も決まるので、赤ちゃんの名前が決まったことの知らせを受けることもあるかもしれません。

この頃に、ご祝儀や出産祝いのプレゼントを用意し、そこにメッセージカードを添えて正式な出産祝いを贈るとよいでしょう。 また、出産祝いのプレゼントの購入でインターネット通販を利用する場合は、出産祝いのメッセージカード(手紙)が別送になることもあるでしょう。その場合は、別途出産祝いのプレゼントが届く旨をメッセージカードに記載し、出産祝いのプレゼントよりメッセージカードが先に届くように手配するようにしましょう。 もちろん、手書きのメッセージカードという形式ではなく、メールやLINE、インターネット通販のメッセージカードへの印字サービスを使ってメッセージを贈っても問題ありませんよ。

出産祝いのメッセージ構成のポイント

いざ書こうとすると「メッセージをどう構成すればいいかわからず、手が止まってしまった」という人もいるのではないでしょうか。
そんなときは、出産祝いのメッセージ構成のポイントを抑えてみてください。 文章のスタートは赤ちゃんが誕生したことに対して「お祝いの言葉」で始めて、文章の締めくくりは赤ちゃんとママとパパの幸せを願った「お祈りの言葉」にすると美しい文章になります。 ついつい思いが溢れて長文を贈りたくなってしまいがちですが、長過ぎる文章は「丁寧にメッセージを返さなきゃ」とママとパパにプレッシャーになることもあるので、ポイントを抑えて長くとも10行以内に収められるといいですね。

【メッセージ構成のポイント】

  • 出産祝いのメッセージは「お祝いの言葉」「お祈りの言葉」を入れる
  • 「赤ちゃんの名前について」「ねぎらいの言葉」「お祝いの品について」などの言葉を入れて内容をアレンジする
  • ママとパパとの関係性に応じて、「ママやパパが小さかった頃のエピソード」「今後の楽しみ」などに触れカジュアルな雰囲気にする
  • 明るい表現で長すぎない文章にする


生後1週間以降〜出産祝いと共にメッセージカードを贈ろう

  • ご出産おめでとうございます
  • △△さん出産おめでとう
  • ◯◯ちゃんの誕生おめでとう
  • お子様のご誕生おめでとうございます
  • 奥様のご出産おめでとうございます


メッセージカードに使える「お祈りの言葉」の文例

  • ◯◯ちゃんの健やかな成長を 心より願っております
  • ご家族の健康と幸せを 心よりお祈り申し上げます


メッセージカードに使える「ねぎらいの言葉」の文例

  • △△さん ご出産本当にお疲れさまでした
  • しばらくの間は 身体を大切にご自愛くださいね


メッセージカードに使える「お祝いの品について」の文例

  • 心ばかりですが お祝いの品をご用意しましたのでお贈りします
  • お祝いの気持ちを込めてベビー用のバスタオルをお贈りします ◯◯ちゃんに使ってもらえたら嬉しいです


メッセージカードに使える「今後の楽しみについて」の文例

  • 落ち着いたら ご飯にいこうね
  • △△さんと 可愛い赤ちゃんにお会いできる日を楽しみにしています
  • お正月に赤ちゃんに会えるのを楽しみにしているね

出産祝いのメッセージを書くうえでの注意点

出産祝いのメッセージを書くうえで、注意すべきポイントがいくつかあります。 メッセージを書き始める前にチェックしておきましょう。

句読点は使わないほうがベター

出産祝いのメッセージを書く際は、句読点を使わないほうがベターです。
近年は句読点の有無を気にしないという人も増えてはいますが、お正月や結婚式といった祝い事に贈るメッセージで「、」や「。」を使わないほうがいいとされているのと同様に、「終わる」や「区切る」を意味する句読点は縁起が悪いと感じさせてしまう可能性があります。
文章が読みにくく感じるかもしれませんが、文字と文字の感覚を空けたり、改行する場所を上手く調整しながら文字を書くといいですね。

忌み言葉を使わないようにする

【忌み言葉とは】
忌み言葉とは不幸や縁起の悪い事柄を連想させる言葉のことです。
結婚式や出産祝い、お葬式などで使われる文章の中にあるのは良しとされない表現です。 メッセージを書く前と書いた後に、うっかり忌み言葉を使っていないかチェックしてくださいね。

【忌み言葉の例】
「落ちる」「嫌い」「終わる」「衰弱」「消える」「欠ける」「弱い」「離れる」「早い」「短い」「流れる」「失う」「破れる」「別れる」「薄い」「苦しむ」「四(死を連想)」「九(苦しいを連想)」

避けたほうがいいメッセージ

忌み言葉に加えて、出産祝いのメッセージとして避けたほうがいいメッセージがあります。
良かれと思って書いたことが、メッセージを受け取る相手の負担になったり、不快な思いをさせる表現になっていないかチェックしましょう。

\こんな表現には気をつけよう/

  • プレッシャーを与える言葉・・・「育児頑張ってね」「早く大きくなるといいね」「大黒柱として」「親としての責任感をもって」
  • 不安を感じさせる言葉・・・「赤ちゃんのお世話は大変だよ(苦労するよ)」「子育てへの不安(心配)なことも多いと思いますが」
  • 性別を気にする言葉・・・「女の子が生まれて羨ましい」「男の子の赤ちゃんで良かった」

ママ・パパとの関係性別〜喜ばれる出産祝いのメッセージ文例集

赤ちゃんのママ・パパとの関係性によって文章を変えて、メッセージをつくっていきましょう。

ママになった親戚へ贈るメッセージ文例

◯◯ちゃんの誕生おめでとう!
そして ご出産本当にお疲れさまでした
△△ちゃんを抱っこしていた日が昨日のように懐かしいけれど
そんな△△ちゃんがママになったと聞いて嬉しい気持ちでいっぱいです
私に何か手伝えることがあったらいつでも頼ってね
心ばかりですが お祝いの品をご用意しましたのでお贈りします
◯◯ちゃんの健やかな成長とママとパパになった△△ちゃん
◇◇くんの幸せを心からお祈りしています

親戚や上司に贈るメッセージ文例

ご出産おめでとうございます
心ばかりのお品ですがお贈りさせていただきます
お子様の健やかなご成長を心よりお祈りします
ご家族みんなが 笑顔で過ごせますように

パパになった同僚へ贈るメッセージ文例

◇◇さん この度は奥様のご出産おめでとうございます
母子ともにお元気との知らせを受け安心いたしました
心ばかりではありますが お祝いの品をお贈りします
◇◇さんのさらなる飛躍とともに 
ご家族の健康と幸せを 心よりお祈り申し上げます

ママになった同僚へ贈る出産祝いメッセージ文例

△△さん
この度は赤ちゃんのご誕生おめでとうございます
新しくご家族を迎えられ
お忙しく過ごしているとは思いますが
くれぐれも体調には気を付けて無理せずゆっくりお過ごしください
社員一同より 心ばかりですが
お祝いの品をご用意しましたのでお贈りします
赤ちゃんの成長とご家族皆様の幸せをお祈りしております

ママになった親しい友人へ贈る出産祝いメッセージ文例

△△ちゃん 出産おめでとう!
家族が増えてまた楽しくなるね
すくすくと元気に大きくなりますように

パパになった親しい友人へ贈る出産祝いメッセージ文例

◇◇ 赤ちゃんの誕生おめでとう
奥さんも赤ちゃんも無事だと聞いて安心しています
◇◇の嬉しそうな顔が目に浮かぶよ!
心ばかりですが
お祝いの品を贈ります
良かったら赤ちゃんに使ってね
これから家族3人のより一層の幸せを願っているよ
奥様にもよろしくお伝えください

メッセージカードや封筒にもこだわってみる

立場や関係性も考慮しつつ、メッセージカードや封筒にもこだわってみてもいいですね。
出産祝いのメッセージカードは、可愛らしい柄のものがたくさんあります。 赤ちゃんの可愛いイメージや、ママやパパの好みで選んだり、職場関係の場合は洗練された上質なデザインのものなどを探してみましょう。

まとめ

参考になる出産祝いのメッセージは見つかったでしょうか。
祝福の気持ちが伝わることが大切なので、メッセージ構成のポイントを抑えつつ、メッセージを受けとるママとパパ、生まれてきた赤ちゃんのことを想って、あなたらしい自分なりのアレンジを加えてみてくださいね。 丁寧に考えられた言葉の贈り物は、きっと育児に奮闘しているママと、パパを幸せな気持ちにしてくれますよ。