出産祝いを宅配で送っても大丈夫?ネット購入で失敗しないためのポイントチェック

赤ちゃんの誕生を祝う出産祝いですが、何となく手渡しするイメージが強いのではないでしょうか。生まれた赤ちゃんを見てみたいから出産祝いを手渡ししたいと考える人もいるでしょう。
しかし、近年では出産祝いをネットで購入して宅配で送るという方法が普及してきています。
今回の記事では、出産祝いをネットで選ぶときのポイントと、宅配で送るときの注意点についてお伝えしていきます。

出産祝いを宅配で送ったら失礼?宅配を利用するメリットとは?

結論からお伝えすると、出産祝いを宅配で送っても失礼にあたりません。むしろ、実店舗やネットで購入した出産祝いを宅配で送るほうが、喜んでもらえる場合も実は多いのです。
出産祝いを宅配で送ることのメリットについて、お伝えします。

感染症対策のため

出産祝いを宅配で送ることで、接触を避けて感染症対策を行うことができます。近年流行しているウイルス感染症をはじめ、インフルエンザや風邪など、さまざまな感染症があります。
赤ちゃんが生まれた家庭は、特に感染症対策に気をつかっています。生まれて間もない赤ちゃんは抵抗力が低いため、重症化しやすいといえます。また、産後間もないお母さんにとっても、出産を経て体力が低下していますので、感染症は脅威となります。
出産祝いを持参してくれると、もちろん喜んでくれるでしょう。しかし、赤ちゃんのために感染症対策に気を付けている家族にとって、手放しで喜べないかもしれません。
赤ちゃんと家族に感染症の不安を感じさせないように、宅配を利用するのもいいでしょう。 また、出産祝いを贈る側からしても、ネットで購入すれば外出せずにすみますね。

産後で体調がよくないお母さんや赤ちゃんに無理をさせずに済む

妊娠や出産を終えたお母さんは、体力を消耗しているだけではありません。出産時にできた傷や、ホルモンバランスの崩れ、新生児育児による睡眠不足などによって、体調がよくありません。
出産祝いを持参する場合、赤ちゃんの家族は来客を迎えるために、自宅を掃除したり、お茶やお菓子の準備などをしたりしなければいけません。 出産を終えたお母さんが無理せずに産後の養生ができるように、ネットを利用して出産祝いを贈るのもいいですね。

都合のいい日時に受け取ることができる

赤ちゃんが生まれた家庭では、赤ちゃんを最優先に考えた生活をしています。赤ちゃんの寝かしつけやミルクや授乳、お風呂など、しなければいけないことがたくさんあります。さらに、赤ちゃんとの生活はスケジュール通りにはいかないのです。
自宅を訪問する日程を決めておいても、その時間に合わせて赤ちゃんのお世話をしたり、授乳したりするのは大変です。ただでさえ赤ちゃんのお世話が大変で疲れているお父さんお母さんの負担になるかもしれません。
一方で、宅配なら都合のいい日時に受け取れるので、赤ちゃんのいる家庭でも負担になりづらいです。宅配ボックスを設置している家庭なら、赤ちゃんが泣いている時でも出産祝いを受け取ることができるのも便利ですね。

出産祝いをネットで選ぶときのチェックポイント

お伝えしたとおり、出産祝いを宅配で送ることは失礼にあたりません。 出産祝いとして選ばれるものは、実用的なベビー服やおもちゃ、スタイなどが人気です。しかし、出産祝いをネットで選ぶときには注意しなければいけないことがあります。
出産祝いをネットで選ぶときのチェックポイントについて、これからお話していきます。

口コミや商品レビュー、子育て家庭からのアドバイスを参考にする

ネット通販を利用して出産祝いを選ぶ場合、ベビー服やおもちゃを手に取って見ることができません。
写真だけでは大きさや使い心地が分かりづらく、実物と写真とのイメージが大きく異なっている場合もあります。
ネット通販など、商品を手に取って見られない場合、口コミや商品レビューを参考にするといいでしょう。子育て中の家庭にアドバイスを求めるのもいいですね。

可能であれば、店舗で出産祝いに贈る品を下見する

ネットでは、商品に使用している素材を書いていても、実際にどのような手触りなのか分かりづらい場合があります。
優しい素材を使っていても、ゴワゴワした手触りでは赤ちゃんに優しくありませんよね。
近くに赤ちゃん用品のお店があるなら、出産祝いに贈ろうと思っている品を下見すると、イメージがわきやすいでしょう。難しい場合は、口コミやレビューが参考になりますよ。

赤ちゃん用品や出産祝いなどの取り扱い専門店から買うと安心

出産祝いは、赤ちゃんが使用するものを贈る場合が多いといえます。 ネットで出産祝いを購入するなら、赤ちゃんが安心して使えるものを選びましょう。例えば、赤ちゃん用のおもちゃは、ネットでも価格帯が安いものがたくさんあります。しかし、小さな赤ちゃんが使用するにはサイズが大きく持ちづらかったり、部品が簡単に取れてしまったりします。
あまりに安価な赤ちゃん用品は出産祝いにふさわしくないと考える人もいますし、安全面でも心配ですよね。
赤ちゃん用品や出産祝いなどを取り扱っている店舗のネット通販を利用したり、出産祝い専門店など実績のあるネット通販を利用したりするといいでしょう。

対象年齢が適切か確認する

赤ちゃん用品には、赤ちゃんが安全に使えるように、対象年齢や対象月齢が書かれています。出産祝いをネットで選ぶときは、出産祝いとして選んだ品が赤ちゃんの年齢とあっているか、必ず確認しましょう。
子供は成長するにつれて、おもちゃを口にくわえたり、舐めたりしなくなります。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは、舐めていいものと悪いものの区別がつきません。また、小さな部品がついたおもちゃは、赤ちゃんには非常に危険です。
赤ちゃんの出産をお祝いするためのものが、赤ちゃんの誤飲やケガにつながってしまってはいけません。ネットで出産祝いを購入するなら、必ず対象年齢や対象月齢を確認しておきましょう。

ベビー服の場合、サイズと季節感を確認する

赤ちゃんは成長スピードが早く、新生児用のベビー服や肌着はすぐにサイズが合わなくなってしまいます。さらに、大きめのサイズを出産祝いに選んでも、季節があわずに結局着せられなかった、となってしまっては残念です。
実店舗であれば、スタッフにアドバイスを求めることができますが、ネットで購入する場合は難しいでしょう。
赤ちゃんの月齢と身長から、どのサイズのベビー服が合うのか、必ず確認しておきましょう。

ベビー服の着せやすさを確認する

月齢にあったベビー服を選んでも、細身のベビー服だと赤ちゃんによってはサイズが合わない場合があります。また、細身のベビー服は、お父さんお母さんが赤ちゃんに着せにくいだけでなく、赤ちゃんが動きづらく窮屈と感じてしまうかもしれません。
赤ちゃんの体重や体形に左右されてしまうので、細身のベビー服は避けましょう。

お手入れ方法が簡単なものを選ぶ

生後間もない赤ちゃんの場合、ミルクの吐き戻しやオムツ漏れがよく起こります。そのため、赤ちゃんの身の回りやベビー服は汚れがちです。
汚れてしまってもすぐに洗えるように、簡単にお手入れできるものを選ぶことをおすすめします。手洗い可能なものや、洗濯機対応のものが便利です。
クリーニングに出さなければいけないものは、貰った人の負担になるかもしれません。避けたほうがいいでしょう。

出産祝いを宅配で送るときの注意点

出産祝いをネットで購入できるなら、自宅で簡単に注文できて便利ですよね。しかし、ネットで出産祝いを購入して宅配で送る場合、気を付けておきたいことがあります。

ネットで購入するときも、贈答用のラッピングを頼みましょう。

ネット通販で出産祝いを購入するなら、ラッピングに対応してくれるサイトを利用しましょう。無機質に段ボールに入れられて出産祝いが届くと、驚かせてしまったり、何となく残念な気持ちにさせてしまったりする可能性があります。
せっかく出産祝いを贈るなら、お祝いする気持ちを可愛らしいラッピングで表現するといいでしょう。綺麗にラッピングされた出産祝いを見た時から、お祝いする気持ちを感じてもらえるのではないでしょうか。

出産祝いと一緒にメッセージカードを届けてみましょう

出産祝いをネットで購入して宅配で届けると、手渡しより事務的に感じる人もいるでしょう。 おめでたい出産を祝う気持ちを、メッセージカードに込めて出産祝いを贈ってはいかがでしょうか。
ネットで出産祝いを購入しても、メッセージカードを出産祝いと一緒に宅配してくれる場合が多いです。 出産祝いだけ宅配で送るよりも、メッセージカードを付けておいたほうが受け取った家族に嬉しいと感じてもらえますよ。

出産祝いの宅配先を確認しておきましょう

出産祝いを宅配で送るなら、必ず宛先を確認しておきましょう。産後の養生のために、出産後しばらくの間、実家に里帰りするお母さんは多いです。 また、里帰り先に宅配で送るなら、赤ちゃんのお父さんお母さんに荷物を送りたいことを伝えておくといいでしょう。

ネット購入でも、宅配日を大安や友引に合わせることができます。

ネットを利用して出産祝いを購入した場合でも、配達の日付を指定できる場合があります。六曜を気にしない人も増えてきましたが、慶事に大安や友引を選ぶ人は多いです。気にする人も多いので、六曜を考えて宅配する日を決めるのもいいでしょう。
宅配日を指定できる場合、大安や友引に出産祝いが届くようにネットで注文するといいでしょう。

まとめ

今回の記事では、出産祝いをネットで購入するときのチェックポイントや、宅配で送るときの注意点についてお話しました。 感染症対策や、赤ちゃんや家族の負担を軽くできることからも、出産祝いを宅配で送ることは全く失礼ではありません。
しかし、ネットで出産祝いを選ぶときには、使いやすさや安全性、お手入れの簡単さを考えながら選ばなければいけません。 特に対象年齢から外れたおもちゃは、誤飲の危険性があるので出産祝いにふさわしくありません。対象年齢や素材を必ず確認し、赤ちゃんやその家族が安心して使えるものを選びましょう。

また、出産祝いを宅配で送ると、何となく事務的で不愛想に感じてしまうかもしれません。贈答用のラッピングを頼んだり、メッセージカードをつけたりすることで、赤ちゃんの誕生を祝う気持ちを表現することができるでしょう。 ネット購入でもラッピングやメッセージカードに対応している場合が多いです。 また、六曜を大切に考えている家庭もありますので、配達日の指定ができるなら大安や友引に届くように指定するといいでしょう。